親に認知症の心配が出てくると、買い物や食事の支援は「ただ届ければいい」では済まなくなります。同じ物を何度も買ってしまう、支払いが正しくできない、訪問販売のトラブルに遭う——認知症ならではの難しさがあるからです。
この記事では、認知症が心配な親の買い物・食事を松江市でどう支えるか、家族の視点で整理します。
認知症の診断・対応は専門的な判断が必要です。本記事は一般的な情報提供であり、医療的な助言ではありません。心配な場合は、まずかかりつけ医や地域包括支援センターにご相談ください。
認知症の心配があるときの買い物の難しさ
- 買いすぎ・重複——同じ物を何度も買い、冷蔵庫に同じ物があふれる
- 支払いの不安——お金の計算や管理が難しくなる
- 訪問販売・電話勧誘のトラブル——判断力の低下につけ込まれるリスク
- 食事の偏り・食べ忘れ——買っても食べない、食べたことを忘れる
支援を選ぶときの考え方
「家族が管理できる」仕組みを選ぶ
認知症の心配がある場合、本人任せにせず、家族が注文・支払いを管理できるサービスが向いています。ネットスーパーや生協の宅配は、家族が代理で注文し、支払いも家族側でまとめられるものがあります。買いすぎや支払いトラブルを防ぎやすくなります。詳しくは家族が代わりに注文する方法をご覧ください。
現金のやり取りを減らす
現金払いが基本のサービスは、金銭管理が難しい方には向かないことがあります。遠隔決済(家族のカード等)に対応したサービスを選ぶと、お金のトラブルを減らせます。
「人が来る」ことを見守りに使う
配食や移動スーパーなど、定期的に人が訪ねてくるサービスは、見守りを兼ねられます。いつもと様子が違うことに、第三者が気づくきっかけになります。松江市の配食(食の自立支援事業)は安否確認が目的に含まれます。
買い物支援だけでは足りないサイン
次のような状況が見えたら、買い物支援だけでなく、介護・医療の専門的な支援が必要な段階です。
- 火の消し忘れ、鍋を焦がすことが増えた
- 薬の管理ができない
- お金や通帳の管理に不安がある
- 外出して帰り道が分からなくなったことがある
こうした段階では、地域包括支援センターへの相談が入口になります。介護保険の申請、成年後見制度、見守りの体制づくりなど、状況に応じて必要な支援につないでくれます。地区別の窓口一覧は配食サービスの記事に掲載しています。
家族が知っておきたい制度
- 介護保険——要介護認定を受ければ、生活援助で買い物などを頼める場合があります
- 高齢者見守りネットワーク——松江市には地域で見守る仕組みがあります(見守りサービス・制度まとめ)
関連ページ
※ 本記事は一般的な情報提供であり、医療・介護の専門的助言ではありません。2026年7月時点の情報です。具体的な対応は、かかりつけ医・地域包括支援センター等の専門機関にご相談ください。