離れて暮らす親が一人になったとき、「何かあったらどうしよう」という不安はつきません。松江市には、こうした不安に応える見守りの仕組みが公民あわせて用意されています。
この記事では、緊急時の備えから日常の見守りまで、松江市で使える選択肢を整理します。
見守りは「緊急時」と「日常」に分けて考える
ひとくちに見守りといっても、目的が2つあります。
- 緊急時の備え——倒れた・急病のときに助けを呼べるようにする
- 日常の見守り——日々の様子の変化に、誰かが気づける状態をつくる
この2つは別の仕組みで対応します。順に見ていきます。
緊急時の備え:緊急通報装置の設置費助成
松江市は、在宅の一人暮らし高齢者などを対象に、緊急通報装置の設置費用の一部を助成する事業を行っています。急病や災害などの緊急時に、ボタン一つで助けを求められる装置です。
対象要件・助成の範囲・申込方法は松江市の公式ページでご確認ください。窓口は松江市の健康福祉部です。→緊急通報装置設置費助成事業(松江市)
日常の見守り:高齢者見守りネットワーク
松江市は、高齢者の生活に関わる事業者や団体と協定を結び、日常業務の中で「さりげない見守り」を行う仕組みを進めています。配達や訪問の際に、いつもと違う様子に気づいたら市などにつなぐ、という地域ぐるみの取り組みです。
家族が特別な契約をしなくても、地域全体で見守る土台があるということです。詳しくは高齢者見守りネットワーク(松江市)をご覧ください。
買い物支援を「見守り」に兼ねる
実は、日々の見守りで最も効くのは「定期的に人が訪ねてくること」です。そして、その頻度をつくれるのが買い物支援です。
- 配食サービス——松江市の制度は安否確認が事業の目的に含まれます。手渡しで様子を確認
- 移動スーパー——巡回のたびに会話が生まれ、来なければ気づかれる
- 手渡しの宅配——置き配ではなく手渡しを選べば、対面の機会になる
専用の見守りサービスを契約する前に、どのみち必要な食事の手段に見守りを兼ねさせられないかを検討する価値があります。この考え方は一人暮らしの親の見守りで詳しく解説しています。
相談はどこへ?
「何から手をつければいいか分からない」という段階なら、地域包括支援センターが入口です。高齢者の生活全般の相談を受け付けており、見守りの必要性に応じて適切な制度やサービスにつないでくれます。
お住まいの地区ごとの窓口一覧は、配食サービスの記事に掲載しています。緊急性の高い変化(服薬管理ができない、火の不始末、転倒など)が見えている場合は、本人の同意を待たずに相談してください。
関連ページ
※ 制度の対象・内容は変更される場合があります。2026年7月時点で確認した情報です。最新の内容は松江市の各窓口へご確認ください。
出典:緊急通報装置設置費助成事業/高齢者見守りネットワーク(いずれも松江市)